●ミルク産まれると子猫は自力で母乳を飲みます。もともと備わっている本能ですね。
子猫はにおいで、自分の専用おっぱいを決めているそうです。なので、ふいてしまってにおいを消すと子猫同士ケンカをしておっぱい争奪戦が始まります。
母猫のいない生後間もない子猫(歯の生えそろっていない子猫を拾ってしまった場合など)や、母猫が居ても子供の数が多すぎておっぱいを確保できない子猫の場合(母乳を飲んでいるにもかかわらずお腹がぷくぷくと太っていない子など)は人工哺乳が必要です。
ミルクは必ず猫用ミルクを使ってください。動物病院でも、ペットショップでも手に入ります。猫は肉食動物なので草食動物の牛乳や雑食である人間の赤ちゃん用ミルクは適当ではありません。猫には乳糖を分解する酵素がないからです。その他の栄養素(必須アミノ酸や脂肪酸)も人間や草食動物とは異なり、下痢の原因となりますので、くれぐれも牛乳は避けてください。また飲み残しは捨ててください。毎回新しいものを作って飲ませます。ミルクの温度は人肌程度。湯煎して暖めましょう。
あまりに小さい子猫はほ乳瓶を吸う力がありません。このような場合はスポイトや注射器で少量ずつ流し込んであげます。この時、ミルクが気管に入ってしまうと肺炎の原因となりますので、頭の位置はあまり上には向けず、水平かやや少し上向き程度にして慎重に飲ませましょう。特に母猫に見捨てられ拾われたような、身体が弱っている子猫の場合はタンパク質や脂肪を消化吸収する能力が低下しています。ミルクは薄目に作り、その分、ブドウ糖をくわえて与えます。
授乳は生後1週間程度なら2時間おきに、それ以降は3時間おきに飲むだけ与えてください。同時に排泄の世話も行います。
●排泄生まれたばかりの子猫は自分の力では排泄できません。通常は母猫が子猫のお尻をなめることで、母猫の舌が刺激となって排泄します。子猫は生まれてから約1ヶ月の間、巣の中だけで暮らします。その間、子猫が勝手に巣の中で排泄を繰り返すと巣の中が汚れてしまいます。母猫がお尻をなめたときに排泄し、母猫がきれいになめ取るからこそ、巣の中の清潔が保たれるのです。
母猫が居ない場合、代わりに人間が子猫に排泄を促さなくてはなりません。1日4〜5回、ガーゼかティッシュで母猫が子猫のお尻をなめるように、優しく肛門を撫でてあげてください。程なく、便や尿が出てきますので丁寧に拭き取りましょう。
特に人工哺乳をしている子猫の場合、便秘になりがちです。与えるミルクの濃度を少し薄くするなど調節し、お腹を手のひらで優しく「の」の字を描くようにマッサージしてあげてください。
子猫は生後3週間ぐらいから自分で排泄できるようになります。この頃になると産箱の外に世界に興味を持ちはじめます。
●保温もちろん理想的な温度は、母猫に抱かれている状態です。母猫の体温は38〜39度であるのに対して子猫の体温は35〜36度とやや低めです。母猫が離れている場合、子猫は寒いと感じていると思います。母猫の代わりには湯たんぽなどで穏やかに保温しましょう。室温は20度以上25度以下になるように注意しましょう。
室温が高すぎてもよくありません。産箱の温度が気に入らなかったりすると母猫は子猫をくわえて移動してしまう場合があります。温度管理にはくれぐれも注意しましょう。
●子猫の目一般に子猫は生後1週間から10日前後になると、片方ずつ目が開いてきます。目が開いてから3ヶ月ぐらいまでは、すべての猫が青目の状態で瞳に薄く青白い膜がかかったようになっています。3ヶ月を過ぎる頃になって、金目などその猫種独特の色に変化します。
●オス・メスの区別 子猫が生まれるとすぐに性別が知りたいものです。しかし、これがなかなか難しく、確実に知りたい場合は獣医さんに頼るしかありません。見分ける目安は、明るいところで陰部がよく見えるように子猫を仰向けにします。 オスの睾丸は肛門より少し離れて腹部のほうにつき、・印のように見えます。メスは肛門に続くようにして膣口があります。

左が
オスで、右が
メスです。
●離乳の時期これも個体差がありますが、大体生後3週間ぐらいから離乳食を食べ始め、母乳と併用する時期を経て、1ヶ月半ぐらいで完全に離乳となります。この時期に食べたものは結構、将来成長してから好物として覚えていてくれますので、偏食にならないように注意して与えてください。
●離乳食今はペットショップへ行けば、猫用離乳食が簡単に手に入りますし。また子猫用キャットフードや茹でた鶏のささみをほぐして猫用ミルクでふやかして与えても良いです。歯が発達していませんからなめただけで喉を通っていくようなどろどろしたペースト状のものが理想的です。指先やスプーンの先に乗せて子猫になめさせてください。初めのうちは排便に注意して、下痢や便秘がないか気をつけましょう。そして徐々に量と回数を増やし、それと同時に溶かす猫用ミルクの量を減らして子猫用ドライフードへ移行してください。
健康な子猫は1ヶ月を過ぎる頃には母猫が食べているものに興味を示し、一緒に食べたがりますので、猫の場合、離乳はさほど難しくありません。母猫の餌に興味を示したらグロースなどの子猫用ドライフードを与えましょう。乳歯の発達が未熟で食べられない場合以外は、お湯などでふやかさなくてもすんなりと食べてくれます。
●成長段階生後1週間から10日・・目が開く。すべての猫が青目。
生後2〜4週・・・・・・乳歯がそろう。離乳開始。
生後約3週・・・・・・・出たままだった爪を引っ込められるようになる。外をのぞき、自力で排泄できるようになる。
生後1ヶ月半・・・・・・完全離乳。兄弟で盛んに遊び、噛まれると痛いなどルールを覚え始める。
生後約3ヶ月・・・・・・目がそれぞれ本来の色になる。
●室内飼いにするチャンス子猫たちは産箱の外に興味を持ち始めたら、まもなく家の中の探索を始めます。もともと室内飼いではなかった猫もこのまま外に出さなければ子猫はこのまま室内飼いにできます。また母猫に関しても、出産育児の間は子猫のそばを離れずに、室内で生活するわけですから、そのまますんなりと室内飼いにする事ができます。
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